“復元の星”ムル=アル=ルル
概要[編集]
サイレックオードにおける“研究の星”テルメアルノに近い小さな星であり、比較的新しく星として名がついた(正確には忘れられていた)浮遊岩。
フラムの母『ライティア・ミュー・カイオネセクテス』の生まれた土地。とある事件をきっかけにその星で英雄視されることとなったフラムの父『ハイネ・ロウタイト(旧姓)』が婿入りしたことで代表者が明確になり星として再認知された経緯がある。
採掘と天体観測を行う魔動機文明時代の遺跡を中心とした小さな村であり、人口は200人に満たない。 ライティアは元々この遺跡を稼働させることのできる巫女のような立場であり、学生時代のハイネがこの地を訪れた際にライティアと知り合ったという。
鉱石採掘のほか、魔動機文明時代の遺物復元が主な産業につながっており、カイオネセクテス家は現在それらを取り仕切る『商人』として財力を蓄えている。
ムル=アル=ルル遺跡[編集]
元々は大都市に配備されていたとされるインフラ施設。 星外周に設置された天板が太陽光と大気のマナを収集し、熱と水を生産する。水は街中へと供給され、更には生活排水からもマナを抽出してエネルギーを生み出す。 日の出ている時間は無休で活動し続け、生み出すマナの使用先を常に指定し続ける必要があるため管理者の常駐が必須。現状この遺跡の操作を行えるのはカイオネセクテス家の血を継ぐもののみであり、その血に魔術的な「鍵」が登録されているという(現状フラムとライティアだけが「鍵」を持っている)。
星の産業はこの遺跡の能力に依存しており、現状ライティアが遺跡管理を放棄するだけで経済活動を崩壊させることも可能。昔の領主はそのために当時幼かったライティアを星に監禁し私腹を肥やしていたという。 プロジェクト「マギ・オース」でこの鍵を解明し、遺跡を他の人間でも稼働できるようにすること……つまり「鍵を継ぐ者の自由」と「故郷の存続」の両立がムル=アル=ルルの民にとっての悲願でもある。